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HIV/AIDS

 


HIV/AIDS

HIVとは、人間のCD4陽性リンパ球などに感染するウィルスであり、何も治療をおこなわなければ免疫力が低下していき後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症する病気です。

HIV/AIDS診療の進歩は目覚ましく、1996年より多剤併用療法(HAART)が導入された後、AIDSによる死亡者は激減しましたが、現在も新たな患者は増え続けています。

今や感染を予防し、内服を続ければ、慢性疾患のひとつであると言えます。

法円坂薬局・谷町センター薬局はエイズ治療ブロック拠点病院(国立病院機構大阪医療センター)の門前にあり、平成13年に2枚の院外処方箋を応需してから、平成22年には1年間での抗HIV薬院外処方箋は1600枚を超えています。

今後新たな抗HIV薬院外処方箋を応需する保険薬局も増えていくことになると思われます。

HIV感染症治療領域での保険薬局薬剤師の関わり

抗HIV薬は進歩が目覚ましく、毎年ガイドラインが変更されています。 患者数は増え続けていますが、院外処方として応需する保険薬局は数少ない現状です。

治療として現在の多剤併用療法が確立したのも、まだ数年前です。

抗HIV薬は、1日10錠を超える服用から年々錠数が減り、1日1回1錠の服用を目指して開発が進んでいます。

しかし、服用に関しては、副作用も強く、併用禁忌・併用注意も多く、生涯内服をしなければならない患者様の負担は想像を絶するかと思います。

また、この疾患の特徴としてプライバシーの配慮が他の疾患より求められます。

今や、感染を予防し、薬を処方せん通り飲み続けたならば、慢性疾患の一つであると言える時代であっても患者さんの中には、感染したこと自体に精神を病み、家族などの近親者にも隠して治療を続ける方も多くおられます。

病院ではチーム医療が進み、医師・看護師・薬剤師・メディカルソーシャルワーカー(MSW)・カウンセラーが一人ずつの患者さんに関わっています。

院外処方となり今後は保険薬局薬剤師もこの専門領域に関わっていけるよう知識を向上していかなければなりません。

進歩が速いあまり、何十年か後の副作用も発見されることがあるかもしれません。

また、他の病院や疾患の併用薬や一般薬、サプリメントについても、院外処方せんを持って来局された時には保険薬局薬剤師がしっかりと情報を聞き取り、病院にフィードバックしていくことが重要だと思っています。

そのためには、抗HIV薬服用患者さまとの信頼関係を築くことが前提となるため、患者さまが気軽に質問できるような薬剤師を目指し、「チーム医療の一員」になれることが、今後、保険薬局薬剤師に求められる大きな役割だと考えています。